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漫才師Hi-Hi(ハイハイ)に見る現代の生き方(若者)
−覚悟を決めたら石の上にも18年?

2012/1/5

 大学を出て大企業に就職できたとしても、それで人生が一生保証されるわけでもない。

 高学歴であっても、大学を出てしまえば価値はほとんどなくなる。

 正社員になるのでさえ難しい時代ではあるが、正社員になったとしても、安定した
人生が送れる保証はない。  

 公務員になったとしても、一生安泰でいられる確率は激減している。

 こんな時代だからこそ、心から覚悟を決めて、自分が本当に好きなことをして生き
てゆくのもいいのではないだろうか。

 どうせそこそこの人生だって保証されているわけではないのだから。

 以下、ヤフー掲載デイリースポーツの記事(2011年12月27日(火)7時32分配信)から
引用:

 苦節18年Hi‐Hi 月収0円から大逆転!仕事殺到

 漫才師No.1決定戦「THE MANZAI 2011」で4強入りした苦節18年の苦労
人お笑いコンビ、Hi‐Hi(ハイハイ)に、100本以上の仕事オファーが殺到して
いることが26日、分かった。今年はほとんど仕事がなく、芸能活動での月収が『0円』
となる芸人生活最大の危機にも直面。“THE MANZAI効果”で、逆境から一
気に巻き返しを狙う。

(中略)

 1993年、20歳のときに芸人デビューするも、2年後にはそろってトラック運転手
へと転身した。25歳のときにたまたま雑誌で目にした芸人オーディションに合格して
再デビューを果たすも、鳴かず飛ばずで、上田はカラオケ店のバイト、岩崎は得意のパ
チスロで食いつなぐ日々。現在も2人ともバイトをしているが、今年の夏には、ついに芸
能活動での月収がゼロに。ドン底を経験したが、年末になって“お笑いドリーム”をつか
み取った。

(引用終わり)

 40歳近くまで、自分の芸にかけていた覚悟が素晴らしい。

 よほど芸人という仕事が好きで、自分の才能に自信を持ってこの仕事で生きてゆく
という覚悟がないと、日の目を見る前に芸人を辞めていただろう。

 自分はこの仕事しかないと心から思えて、自分には適性(才能)があると客観的に冷
静に分析できていた場合、外の世界を考えずに、ただひたすら本気の覚悟で自分の道を
邁進してゆくと、非常に充実した人生が送れるのではないか。

 仮に大きく成功できなかったとしても、将来自分の人生に後悔することはないだろう。

 充実した人生を送るためには、腹を据えることが大事だ。

 ただ、自分を客観視できない場合、ただの馬鹿な人生を歩むだけになってしまうか
ら、その点には十分に気を付けなければならない。

 しかし、今のような時代なら、何をしたって不確実性が高い。

 つまり、どんな仕事をするにしろ、「保証」や「安定」という言葉は当てにならな
くなってきた。

 それならば、hi-hiのように努力を積み重ねながらチャンスをひたすら待って、本気
で覚悟を決め、夢のある人生にかけてみるのもありかもしれない。

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