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専業主婦志向の増加と危険性
2010/7/9
つい先日、専業主婦志向が増加しているとの記事を読んだ。また、大半の男性は逆に、妻
にフルタイムで仕事をして欲しいと考えているようだ。
前のページのような、昨今または今後の正社員事情を考えると、男性の方がやはり社会的感
度が高いと言わざるを得ない。
先に書いたように、正社員だって今後の絶対的安定性は、まったくと言っていいほど確保さ
れていない。
大企業だからといってまったく安心ではない。正社員の夫が、いつ体調に異変をきたすかわ
からない。20代では気付かなくても、30代以降、疲労の蓄積などが如実に出てくるかもしれな
い。
一線で働いている正社員(特に酷使されやすい男性陣)は、そのことを痛いほどわかってい
る。だからこそ、今は大丈夫でも、今後万が一のことを考えて、妻にもフルタイムで働いてほ
しい(最低限パートでも)と考えているのだろう。
仮に専業主婦になることができて一安心、などと考えている女性がいるとしたら、このリス
クを明確に認識しておいた方がよい。
30代半ばから40代前半にもなると、子供がいる夫婦も多いだろう。子供が大きくなってゆく
中で、突然夫が倒れた、職を失った、などとなった場合、それまでの幸せなど一瞬で消えてし
まう。
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