――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

女子フィギュア、キムヨナ選手の高得点と八百長疑惑
…大相撲八百長、マスコミ凋落との共通点

2011/4/30

 昨日のフィギュアスケート世界選手権女子のショートプログラムを何気なく見
ていた。なかなかレベルが高く、思いがけず最後まで見てしまった。

 安藤美姫選手の演技が特に素晴らしかった。これは優勝もあるなと思いつつ、
キムヨナ選手の演技を見る。

 最初のジャンプで失敗。なるほど、今回は安藤美姫選手が勝つ試合だなと思い、
キムヨナ選手の得点が発表されて愕然とした。

 ジャンプで明らかな失敗をした上に、演技全体も(素人目に見ても)ブランク
を隠せない出来だったにも関わらず、あの高得点。

 もう、時間を返してくれと言いたかった。この3時間ちょっとの時間を返せと。

 もうフィギュアスケートはしばらく見ないだろう。今日のフリーも見る気がし
ない。

 せっかく楽しんで見ていたのに、最後に「後は流れで」的な高得点を見せられ
るとは…。

 キムヨナ選手の高得点には常に八百長疑惑が付きまとっているようだ。スケー
トリンクと言うよりも、スポンサーに踊らされているキムヨナ選手自身も、ある意
味被害者なのかもしれない。

 ところで八百長と言えば、日本の大相撲。

 お金で勝ちを譲っていた問題が最近明るみになった。この八百長問題は、何も
最近だけの話ではないはずだ。

 大相撲では過去に、双葉山や千代の富士という力士の大記録(連勝記録)が
残されているが、率直に言ってストレートに信じられるものではない。

 当時はインターネットもなく、人々の意識も今よりもっと単純であったと思われ
る。そのため、真実への追及が緩かった可能性は容易に想定できる。

 さて、現代では、テレビの視聴率が下がっている。新聞購読者の割合も。

 これは何を語っているかと言えば、ネットの登場や娯楽の多様化により、人々
の関心が分散していることだと言われている。

 それももちろんあるだろう。だが、肝心な点は、マスコミが提供するコンテン
ツに八百長があると、人々が気が付いたからではないか。

 何もかも誠実に伝えればいいかと言えば、必ずしも正しいとは限らない場合も
あるだろう。だが、それを踏まえても、メディアによる情報操作があからさまになっ
てきたのではないか。

 テレビ番組で言えば、例えばM1グランプリ。終了前の数年間の結果は、明らか
におかしものがあった。まるで、誰が優勝するかが、前もって決められていたかの
ように。

 これは一例だが、本当は真剣勝負が求められている(少なくても視聴者はその
ように期待している)番組で、明らかな八百長(情報操作)ほど、視聴者を落胆さ
せるものはない。

 落胆どころか、視聴者はそのようないかさまを目の当たりにすると、激しい怒り
を覚えたり、その対象に全否定の心理的状況になってしまったりすることもある
(例:亀田家のボクシング)。

[前のページ]                   [続き]

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

inserted by FC2 system