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感情ノートを付ける

2010/8/22

 嫌なことがあったり、嬉しいことがあったり。程度の差こそあれ、毎日に人間の感情は動
くものだ。

 人生の方向性や仕事の方向性、自分に合っている仕事や、自分のやりたいことを詳細
に把握するには、自分の感情を分析しなければならない。

 どうして怒りを覚えたのだろう。どうして嬉しく感じたのだろう。何が嫌なんだろう。何が嬉
しかったんだろう。

 そんな感情を、ノートなどに書いてゆこう。その際に、ワードなどパソコンでタイプしても
もちろんいいが、ノートの方が効果が高い場合がある。

 現在の悩みが深い場合は、ノートに書くことをお勧めする。その方が、物事の相関関係
を立体的に把握しやすいからだ。

 さらに、そのような自分の繊細な感情ノートは、自分だけの専用ノートとし、ネットなどには
公開するべきではない。

 なぜなら、公開を意識することで、頭の中でなんらかのブレーキがかかってしまう恐れが
ある。

 だから、自分だけが見られるように、少し旧型のやり方だが、自分専用のノートにでも書
き連ねてゆけばよい。

 そうすることで、安心して自分の本心を書くことができる。また、書き始めることで思考が
自動的に始まり、自分でも知らなかったような心の奥底に眠る願望、自分が本当はどう感
じているのかなど、貴重な宝物を発掘することができる。

 リラックスして何も意識せずに、自由にオープンマインドで書いてゆこう。

 書いてゆくにつれて、気持ちが落ち着いてゆき、物事を客観的に冷静に見ることができる
ようになってゆくだろう。

 そうなると、問題解決の糸口が見つかりやすくなる。また、自分という者に対する理解が
ぐんと深まる。

 1つずつゆっくり書いてゆこう。紙の左側にネガティブな感情、右側にポジティブな感情
というように。

 そして、そのネガティブな感情の理由、ポジティブな感情の理由をカンタンに書いてゆく。

 なんとなく嫌だと思っていたことが、より明確な理由があって嫌だったことがわかるだろ
う。また、なんとなく好きだと思っていたことも、自分の性格と照らし合わせて、より明確に
理由がわかってくる。

 人生や仕事で迷った時に、ぜひお試しを。

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