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無意識のマイナス思考
2010/8/21
言葉の力はあなどれない。いろいろとうまくいかないときは、マイナス思考に陥りやすい
ものだが、度が過ぎれば危険だ。
できない、きっと失敗する、だめに決まっている、また不合格に決まっている、自分には
才能がない、きっとまた途中で辞めたくなる、などなど。
これらの言葉を何回も使用していると、本当に気が滅入るだろう。やる気も本当に無くなっ
てゆくはずだ。
心の底から聞こえてくるネガティブな声には、何かしらの意味や暗示が隠されているかも
しれない。それはそれで、しっかりと分析する必要がある。
だが、必要以上にマイナスの言葉を連呼(心の中でも)してはいけない。
以前何かの心理学の本で読んだが、嫌いな相手の調子を落とすには、「顔色悪いね」など
という言葉をかけてやればいいと(心理学の悪用は厳禁)。
この言葉を聞いた相手は、「あれ、どっか調子でも悪いのかな」というように、マイナス
方向に思考が展開されるらしい。そして、本当に調子がおかしくなってゆく。
実際には何も問題がなくても、ネガティブな言葉を聞いただけで、本当にそのような感じ
を受けてしまうのが人間のようだ。
これを逆に考えると、プラスの暗示を自分にかけることもできるだろう。
例えば、リラックス、落ち着く、幸せ、健康になる、うまくいく、大丈夫、などという言葉を
自分にかけて(心の中で)、その状態をゆっくりとイメージしてみよう。おそらく、そのような
状態を少しは感じ取れるのではないだろうか。
冷静な分析や注意を忘れるほど、ポジティブな暗示を強くかけ過ぎてもいけないが、ゆ
るやかにプラスの方向へ自分を持ってゆく程度なら、日常的にポジティブ暗示をかけても
いいだろう。
無意識のネガティブ思考より、少し意識してゆるやかなポジティブ思考にもってゆこう。
言葉には本当にパワーがある。気を付けて使用したいものだ。
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