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結婚式なんかいらない!?
…結婚の意味とは
2011/11/23
今日のザ!世界仰天ニュースで、以下のような話があった:
(ザ!世界仰天ニュースホームページより引用)
2008年、イギリス・マンチェスターに住むシヴォーン・ワトソン、24歳。彼女には、
愛するボーイフレンドがいた。2年間に及ぶ交際の末、念願のプロポーズを受けた!!
待ちに待った歓喜の瞬間。彼女は、幼い頃からおとぎ話のお姫様のような華やかな
結婚式を挙げることが夢だったのだ。一生に一度の思い出。そんな彼女の願いを叶え
るため、彼は結婚式の準備に全力を注いだ。こうして計画された夢の結婚式。しかし、
結婚式当日。いっこうに姿を現さない彼女・・・心配する新郎。一体彼女の身に何が起き
たのか!?
(引用終わり)
ストーリーの続きだが、この女性は結婚式の前日に友人とバーでパーティーを開き、
飲み過ぎてしまう。そして、結婚式当日に寝坊してしまい、結局結婚式には間に合わな
かった。
結婚式当日、婚約者の男性は、女性に電話するが、女性は昏睡状態で、電話に出る
ことができなかった。女性はトイレでもどしてしまい、その後さらにトイレで寝ていた。
結果、男性は女性と婚約を破棄してしまい、その後女性は男性に何度も謝るが、つ
いに結婚はできなかった。
以上のような話だったが、このカップルは結婚しなくてよかっただろう。
ちょっとアホな理由にしろ、結婚式を行うことができなかっただけで婚約を解消す
るのなら、本当の愛は存在しなかったということだ。
男は怒り心頭だったと想像するが、彼女のことを本当に愛していたのなら、こんな
理由で結婚を解消できるはずがないだろう。
本当に彼女のことを愛していたのなら、少し彼女に怒りはするだろうが、「しょうがな
いから、恥ずかしいけど、出席してくれた友人や知人にまず事情を説明して謝ろう。
結婚式なんかどうでもいいよ、本当は。僕達が一緒にいることが大事なのだから」な
どと彼女に言って、事態を収拾すればいいだけだろう。
つまり、この程度の気持で結婚するのなら、どうせ何か問題があったら、離婚する
に決まっている。
それを考えると、女性もバツ一にならずに済んだので、良かったと言えるだろう。
日本の離婚率は、2005年現在で36%らしい(国際日本データランキング/明治大学
国際日本学部 鈴木研究室のホームページ参照)。つまり、3組に1組は離婚している。
結婚式にお金をかけて、招待状を丁寧に準備したり、スピーチに力を入れたり、遠
方にいる忙しい友人や知人を呼んで、華やかな結婚式を行ったとしても、所詮上記の
ような割合で離婚しているのが現実。
結婚式にファンタジーを抱きすぎている人ほど、離婚の危険性もあるのではないか。
結婚式なんて、所詮商人が喜ぶに過ぎない。日本にも、このように商人が喜ぶ儀式
は多い。例えば、お互いに面倒くさいけど、習慣だからしょうがなくやっている年賀状や
お歳暮。
形式や儀式なんかより、大切なのは気持ち。
お互いの中に本当の愛が存在していたら、ただひたすら一緒にいたいだけだろうし、
結婚式なんか正直どうでもいいはず。
お互いの中に真実の愛が存在すれば、結婚式に夢を見なくても、現実そのものが
夢に溢れたものになる。
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