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鈴木宗男が吠える
−復興増税する前に、国会議員と公務員のボーナスをカットしろ! 
黙っていても、5兆円ぐらい浮く!

2012/1/12

 ユーチューブに興味深い動画があった。鈴木宗男氏があるニュース番組に出ていて、
復興増税について語っていた。復興増税なんか必要ないと。その前に、国会議員と公
務員は身を削れと。

 なかなかいいことを言っている。

 以下が、番組で語っていた一部である:

鈴木宗男:

 2年前の政権交代時に、選挙で、あの時鳩山代表は、4年間は消費税の増税の話はし
ません、増税はしませんって、明確に言ってるんですから。国民はそれに期待して、政権
交代したんですから。だから、増税するべきではないと思います。

 併せて、増税する前に、国会議員はボーナス返上するべきです。500万もボーナスも
らってるんですよ、年間。夏200万、暮れに300万。(中略)国が1000兆も赤字抱えてる時
ですよ。なんで国会議員もらえるんですか、ボーナス。

 私は公務員もですね、ボーナスを150万ぐらいもらってるんですよね、公務員が。夏
と暮れ合わせると、平均すると、それぐらいもらってるんですよね。これも貰い過ぎだと
思うんですよ。それにかかる費用が、8500億です。公務員のボーナスで。私はゼロってい
うわけにはいかないだろうけど、3分の1ぐらいはカットしてもいいと思うんですよ。

 国会議員は率先してボーナスを返上すると言えば、公務員だって、3分の1ぐらいカッ
トされても仕方ないなと。3分の1カットすれば、約3000億浮くんですよ。10年間で3兆円
ですよ! そしたら、増税しなくたって、復興支援できるんですよ。

 そこで、公務員もそうやって身を削ると、地方の市長から町長さんから、あるいは、
地方公務員も優遇されてるんですよ。この人らも、やっぱり右ならえになるとですよ、だ
まっていても5兆円ぐらい浮くんですよ。

(以下省略)

 復興財源なんか、余裕でひねり出すことができそうである。鈴木宗男氏の言う通り
に実行するのが、普通の考え方だろう。まったく役人は、厄人でしかない。

 これまでの民主党の唯一の実績は、マニフェスト(公約)は守る必要がないものと、
今後の選挙のために国民に明確に教えてくれたことぐらいしか思い浮かばない。

 また、関連の動画で、公務員の厚遇問題を取り上げた、2005年のTVタックルの動画
があった。

 以下が、その内容の一部要約である:

 常識はずれの公務員厚遇が露呈した大阪。新年度予算では、福利厚生と諸々手当を
大幅削減。その削減額は312億3700万円。つまり、それだけの無駄遣いを今までにしてい
た。

函館大学教授:「法律や条例で決まっているもの、長い慣習で決まっているものは、
周りがみんなやっていますからね、誰もおかしいと思わないんですね。ところがですね、
外部も民間の人から見ると、おかしいじゃないのと感じるものが、役所にはたくさんある
んですね」。

 大阪市のお手盛りは突出しているが、他の自治体も、やはり公金で手厚い処遇を受
けていた。それは一般国民の税金を食い物にした、呆れた厚遇ぶりだ。

 山形県では、建設が中止になった福利厚生施設の積立金2億3000万円(3分の2が税金)
を、元気回復券(商品券や旅行券)という形で職員(およそ2500人)に配っていたことが
分かった。

 そのヒントとなったであろう法律が、地方公務員法第42条。「地方公共団体は、職員
の保健、元気回復、その他厚生に関する事項について、計画を樹立し、これを実施しな
ければならない」。

 これを大義名分として、地方公務員は厚遇を受けている。

 民間との給与格差が、年間で300万円に及ぶ都道府県が、なんと18県もある。これだ
けの差があるにも関わらず、特殊勤務手当という名目の支給がある。

 著しく危険、不快、不健康または困難な業務に対して支払われる。しかし…

 福岡市では、市役所の市民課職員に、「混雑する窓口で的確な対応が必要」という
ことで、月額4000円が支払われている。

 さいたま市では、「水道メーター検針手当」として、一箇所の点検につき1円を支給。
また、調理業務につく職員に、「調理業務手当」を1日100円支給。

 長崎県では、県交通局に所属するバスガイドに、ガイド手当として、「遠距離に行
く場合、お客様をホテルに届けた場合」、1回200円から1000円支給。

 274地方自治体で、徒歩のみの通勤者に、「通勤手当」を支給。

 どれも、本来の仕事に特殊手当を支給している。

 果たしてどれだけのムダがあるのか。

函館大学客員教授:「ざっと試算しますと、国全体として20兆円ぐらいあるんだろう
と思います」。

(以下省略)

 2005年の番組ではあるが、恐らく対して公務員改革は進んでいないのだろうと思わ
れる。

 当時の政権は自民党で、現在の天下りや公務員優遇制度を築き上げたのは、まさし
く自民党。

 つまり、自民党も民主党もどちらも糞で、日本の二大政党はつるんでいるとしか思
えない(プロレスを演じているだけ)。

 今年になって、消費税増税の話や、所得税増税、もろもろ増税の話が出てきている
が、そもそも国会議員、公務員(地方公務員も)、天下り、独立法人、電力会社など、徹
底的にスリム化やムダ削減を何もしていないのではないか。それをせずに増税なんかとん
でもないし、国民は絶対に支持しない。

 高い民間の技術力、努力のお陰で、にほんは戦後ここまでの国に繁栄してきたが、
いよいよ、国会議員や公務員(7−8割ぐらいの無能公務員)、天下り、独法など、シロア
リ退治をしないと日本国債の危機が到来し、ギリシャ式日本破綻という最悪のシナリオさ
えもありえない話ではないだろう。

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