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仕事のモチベーションを高める方法

2012/1/31

 もし勝手にやる気(モチベーション)が溢れていたら、より楽に、しかもパワフル
に仕事ができる(勉強も何でもそうだが)。

 だが、無理やりモチベーションを高めても(やる気を出しても)、短期間で勢いが
失われるだろう。なぜなら、大抵の場合、無理やり高めたモチベーションは、本物で
はないから。

 それよりも、自分の中に眠る、自然状態のエネルギーの流れに敏感になってはどう
だろうか。

 常日頃から、自分がやる気になるポイントを観察してみるといい。

 あるいは、過去に自分がやる気になった場面を思い浮かべてみる。

 仕事や勉強だけではなく、遊びなども含めて。

 あの時自分は、いったい何でやる気が出たのだろうか。それを詳細に分析していく
のだ。漠然とではなく、具体的に。

 実は、誰でも自然の状態で、何かの分野(あるいは物事)において、やる気を持っ
ているはずだ。

 その自然状態のエネルギーを上手く活かすようにする。待遇や結果を考えずに。

 やる気やモチベーションが高いと、長期的に見れば(長期的に持続できた場合)、
おのずと結果はついてくる。

 例えば、就職活動でやる気が出ないと言う若者は、恐らく自分の好き嫌いがはっき
りとわかっていない。

 自分が好きな事を具体的に知っていて、それを実現するために就職するという明確
な目標がある学生は、高いモチベーションを持って、やる気をバリバリ出して、就職
活動ができるだろう。

 そうなると、自然に内定も出やすい。なぜなら、面接でもはっきりとした本物の動
機を、自信を持って話すことができるはずだからである。

 自分はいったい何が好きで、何に対してモチベーションが出るのか。やる気が高ま
るのか。

 闇雲にただ行動する前に、その自分だけが知り得る、自分の中の深い場所に眠る、
自分だけの本当の個性とでも言うべき、やる気スイッチ音の源を探るのである。

 それがわかると、人生全体的に安定してくる可能性が高い。

 自分がより良くわかってくると限界もわかるし、不相応な高望みもしなくなる。ある
いは、自分が成功しやすい分野や生き方が見えてくるため、無駄な失敗をすることも
少なくなるだろう。

 言わば、自分や社会、他人すらも客観的に見えてくる。

 あまり結果や待遇を考えずに、自分の中だけを冷静に見てみる。

 もし会社でモチベーションが下がった場合でも、自分のモチベーションソース(や
る気の源)がわかっているなら、それを実現するために動けばいいだけだ。

 自分のモチベーションソースがわからないと、意味もなく心が動揺しやすいかもし
れない。

 待遇が悪化した場合、仕事のやる気は落ちるだろうが、やっている仕事が好きなら、
また、自分のモチベーションソースを知っているなら、それを実現するために他社へ
移動するか、独立するのも手だろう。

 特に若者世代は、まずは待遇なんかを気にしないで、勝手にやる気が高まる仕事を
見つけた方がいいだろう。どうせ大企業だって傾く時代だ。

 日々仕事などで忙しい毎日を過ごしていると、この自分のモチベーションソース
(やる気の源)を忘れがちになってしまう(または、見えにくくなっていく)。

 だからたまには、待遇や結果などを度外視して、いったい自分は何に対してやる気
が出てくるのか、どういう場面を好むのかなどについて考えてみると面白い。

 それを軸にすると、人生の突破口が見えてくるかもしれない。

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