――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

眠っている自分の才能

2010/6/16

 誰もが何らかの才能(適性)を持っている。「水を得た魚」という言葉があるように、その才
能を生かして生きていければ、人生がスムーズに進む。

 自分には何も才能がないと思っている人は多い。そのようなタイプの人は、恐らく、自分の
中に眠っている才能を知らないだけではないだろうか。

 少し厳しく言えば、自分の人生であまり努力を真剣にしてこなかったり、あまりいろいろと
チャレンジをしてこなかったりした人は、自分の才能(適性)がわからない場合があるかもし
れない。

 過去には戻れないが、努力や挑戦はいつでも始められる。だから、恥を覚悟で新しいことに
挑戦したり、自分には少し難しいのではないかと感じられる物事に取り組んだりしてみると、いろ
いろと見えてくるのではないだろうか。

 自分を知るということは実に難しい。自分には才能があると思っている人でも、実社会に出る
と現実を知らされる場合がある。

 例えば、自分は社交的で、人前で話すのが得意だなどと思っていたとしても、一定以上のプレッ
シャーがかかる場面に出くわすと、とたんにうまく話せなくなるケースだってある。

 学生時代に、友達やその周辺の人と楽しんで話すのと、ビジネス上の大事な取引を賭けて、重
役や幹部集団の前でプレゼンをやるのとでは、まるで話が違う。

 あるいは、本気で取り組んだことで、自分が好きだと思っていたことが実はそれほど好きではな
かったリ、趣味レベルとして好きだったに過ぎなかったりなど、自分の適性について、より深い洞察
を得ることができる。

 自分の力量やその限界値を知るには、どんどんいろいろなことに挑戦していかなければわからな
い。

 挑戦には失敗がつきものだから、失敗を恐れてはいけない。

 また、挑戦をすることで、限界が見えない分野も出てくるだろう。その分野こそが、自分が本当に
才能(適性)を持っている分野だ。

 そして、そんな分野で仕事(または、その才能が間接的にでも活かせる仕事)ができれば、未来
への明るい展望も描けるのではないだろうか。

 このように、失敗を恐れずにどんどん挑戦してゆくことで、自分というものをより深く知ることがで
きるようになり、明るい未来への活路を見いだせると考える。

[前のページ]                   [次のページ]

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

inserted by FC2 system