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本当に稼げる能力（会社が欲しいという能力）を本当に保有する一部の人間を
除き、再就職の難しさを痛感させられるのが、この経験というやつだ。
求人にも多く書かれているが、経験〜年以上という要件である。早く辞めてしまっ
た若者の多くが、この要件には引っかからない。
また、仮に経験がいくらかあったとしても、その経験年数で何かしらの実績が
ないと、転職は思っているよりも相当難しくなっている。
転職する際に、経験と同様に重要なのがスキル（技術）である。新卒採用とは
異なり、一度退職した若者の大半には、このスキルというものが求められる。
新卒採用の場合、潜在能力を考慮して採用が行われる分、基本的には最も会
社に入りやすい。
一方、一度会社を辞めた若者の場合、仮に3か月で会社を辞めようが1年で辞め
ようが（あるいは1か月でも）、会社が買ってくれるスキルがなければ、転職は難し
い。
このスキルというものが、昨今の能力主義と強く結びついていると考えていいだ
ろう。
経験項目と同じく、スキルというものが会社側に厳しく査定される。若くして専門
職を志、何か積み上げてきたものがあり、それが市場で評価されるものなら転
職もだいぶ楽になるだろう。
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