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結果はもっと先に

2010/9/7

 努力をしても結果がすぐに出ないとやる気が出なくなる。こういう人は意外と多いのでは
ないだろうか。

 適性がなかったり、能力が足りていなかったりするのに、何年もそれに気付かずに努力を
し続けるというのは問題である。

 しかし、そのような例外を除けば、通常、結果は自分が思っているよりも先に出る場合が
多い。

 それを忘れてしまうと、結果が出ないからやる気がなくなるという循環に陥ってしまう。

 通常、努力のスピードと同じスピードで結果が出るということは少ない。ある程度努力を
蓄積した後に、突然能力が上昇したり、成果が目に見えてきたりするものだ。

 そして、成果が見えたら、また同じように努力を蓄積しなければならない。そうして、ま
た一定期間たった後で結果が突然出てきたりする。

 結果が目に見えてくるまでの平らな期間(蓄積の期間)を、自分を鼓舞しながら努力し続
けることが大事だ。

 適性があり好きな分野で、そのようなプロセスを体感できれば、かなりの確率で毎日が楽
しくなるだろう。また、努力も楽しくなるはずだ。

 このような努力の蓄積と成果との関係を考えていると、いかに農家が偉大であるかがわか
る。

 忍耐力がなければ、とてもやっていけない。種をまいて、すぐに実がなれば誰も苦労しな
いだろう。

 結果が出ないときは、農家の偉大さを感じたりするものだ。

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