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細切れに考える…やる気を出す方法

2010/9/3

 やらなければいけないことがたくさんあるのに、まったくやる気が出ない。体が重い、だ
るい、かったるい。こんな経験は、誰でもあるだろう。

 そんなとき、一度に考え過ぎずに、最初の一歩をまずは設定してみよう。

 例えば、何かの試験勉強で、テキストの1ページから30ページを読まなければいけない場
合があるとする。

 この場合、まずは5分だけ読んでみようと考える。あるいは、1ページだけ読んでみようと
考える。

 1ページの文字数が多い場合、もっと初めの作業単位を下げて、とりあえず1ページの半分
まで読んでみようと考えてみる。それでも気が乗らない場合、最初の1行目だけでも目を通して
みるかと考えてみる。

 人間とは不思議な生き物で、一度動き出したら意外と行動が続く。

 5分だけと考えていたものが、気が付いたら20分も読んでいたなどと。最初の1ページだけ
のつもりが、知らない間に5ページも読んでいたとか。あるいは、1時間ぐらい普通に続くことも。

 オートマの自動車みたいに、勝手に加速していく感じだ。

 そうなると、まずは動き出すことが大事だ。一度取り掛かると、実は後はスムーズに進む。

 そして疲れたら、5分から10分ぐらいでも休息を入れて、また同じように、とりあえず1
ページだけでも読んでみるか、などと考えて、自分を動かしてゆけばよい。

 日々このように自分を動かしてゆくと、基本的な集中力の持続時間や、心の強さが強化さ
れてゆく。

 さらに、自分に対する自信も深まってゆくだろう。自分は、結構頑張れる人間なんだ、と。

 このような行動習慣を、早い時から身につけたいものだ。

 社会人になって仕事を始めてからも、いろいろな場面でこの心理学を応用するといいだろ
う。

 自分をうまく動かす心理学が、必須の時代になりつつある。

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