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2010/8/26

 絶対数が少ないからなのかもしれないが、やや攻撃的な性格、強い性格の人間が起業家
には多いと感じる。

 優しい性格の起業家もいるが、その人の会社の業績がいまいちのよう。

 起業家にも優しさは必要だが、果たして優しさと強さを同時に保ったまま、競争が激しいこ
の時代に生き残っていけるのか…という思いはある。

 営業職やマネジメント関連の人間でも、自分の知っている限り、攻撃的な性格の人ほど成
績を上げているような気がしないでもない(人から好かれているかは別として…)。

 優しく攻撃的にビジネスを展開するのは、アクセルとブレーキを同時に踏むようなものなの
か。

 とすると、起業家にとって大事なのは、優しさ以上に聞く耳なのかもしれない。アグレッシブ
にビジネスを拡大して、攻撃的に攻めてゆく姿勢と、それを制御するもう一人からの助言に
真摯に耳を傾ける、というような。

 そうだ、成功する企業には、優秀なマネージャーが起業家の傍らにいつもいる、という話
をどこかで聞いたことがある。

 これなら効率がいいかもしれない。攻撃的にビジネスをしているときに、同時に優しくな
るのは非常に難しい気がする。また、それでは攻撃力が落ちることも考えられる。

 だからこそ、優秀なマネージャー(コミュニケーター)がブレーキの役割をする。そんな流
れが理想なのかもしれない。

 格闘家に、試合中に優しくなれと言っても、難しいのは想像できる。攻撃ホルモンが優し
さを許さないというか。

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