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人生は苦である

2010/7/19

 人生は基本的には苦である。苦の方が多いだろう。だがこれは、幸せのための苦である。

 人間は楽を求める動物である。そして楽な環境に置かれると、努力をしなくなる。

 努力をしなくなると、成長しなくなる。成長しなくなると、この世に生れてきた意味を失う。

 この世に生れてきたのには、理由がある。成長することである。魂(心)の成長だ。この成
長が阻害されることを、神様(無意識、集合意識、気、天、見えない力、など)は避けたがる。

 いろんな角度から、神様は人間の成長を促そうとする。だから、人間は苦に直面することが
多い。

 なぜなら、基本的に人間は楽を求めるし、楽な環境にいると努力をしなくなる。だから、苦
が必要なのだ。

 人間は追い込まれると、ようやく努力をする。なぜ苦が発生しているのかと。どうすればこ
こから脱することができるのかと。

 神様はこの人間の性質をよく知っている。だから、人間の幸せを考えて、苦を人間に与える
のだろう(事故や本当の意味での不運は除く)。

 このシステムを考えると、常日頃から努力している方が、苦を避けやすくなるかもしれない。
なぜなら、神様は苦を与える必要がないと考えるかもしれないからだ。

 一方で、このようなトークを都合よく利用する悪徳セールスや悪人には注意しなければなら
ない。特に若者は。

 以前違う記事でも書いたが、論理的に矛盾する説得などには注意が必要だ。

 例えば、「頑張って両親を幸せにしたいだろ。だから…」などと言われて、いかがわしい行
為を受け入れたり、偽りの商品を売ったりする必要はない。そんなものは当然努力ではない。

 このように論理的に破たんした話には注意。悪人が好む手法だ。

 それを心の中に入れつつ、人生は努力した方が苦を避けやすくなることを覚えておこう。

 人生は長いので、いつまでも苦を避けられるわけではないだろう。あまり楽な人生ばかりを
送っていると、年をとってから苦に悩まされることになる確率は高いと感じる。

「若い時の苦労は買ってでもしろ」などという言葉があるが、なるほどと納得してしまう。

 

 苦労は先延ばしにしないで、パワーのある若い時にいろいろと学んで、精神の向上をできる
だけ促しておこう。

 老後に苦労するより、ずっとましだ。

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