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自分は何をしたいのか? 悩みを解決する効果的な方法

2010/7/8

 仕事や人生の選択において、本当は自分は何をしたいのか、どう進みたいのかが見えなく
なる。20代の若者は、身に覚えがあるかもしれない。

 価値観が多様化し、ライフスタイルも昔ほどシンプルではない。正社員になって、結婚し
て、家を買って…。昔のレールが、今はもうない。いや、あるにしろ、そのレールは脆弱だ。

 頭の中でいろいろ考えるほどに、自分の進むべき方向がわからなくなる。いろいろなひも
がぐちゃぐちゃに絡まっている状態だ。

 そのようになったら、紙とペンを取り出して、自分の価値観を整理するといい。

 例えば、紙の左側に、自分が嫌いなこと、やりたくないこと、苦手なこと、苦手分野、避
けたい状況や環境などを書いてみる。

 そして右側には、自分の好きなこと、自分のやりたいこと、自分の得意なこと、得意分野、
自分が理想とすることや理想的な状態など、プラスの面を書き出す。

 その後、左右の記述項目を眺めてみる。それから、それらの条件を満たす仕事や働き方、
生き方を考えてゆけばよい。

 どんな仕事なら、どんな働き方なら、どんな生き方なら、自分のプラスの条件を満たせる
のか。または、マイナスの条件を避けることができるのか。その回答を、下側に列挙してみ
る。

 そうすることで、曖昧だった道が少しずつはっきりしてくるはずだ。

 非常にアナログ的なやり方だが、問題解決には効果が高い。自分の心の奥底にあるニーズ
やウォンツ(必要なことや欲すること)が、少しずつ見えてくる。

 そのようにして自分の価値観を明確に整理できると、仕事を選ぶにも悩みが少なくなるし、
人生の選択においても迷いが少なくなるだろう。

 この問題解決法は、何か現在悩みを抱えている人にも応用できる。

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