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おわりに


 今ほど個を徹底的に追及し、大衆モデルから脱却しなければならない時代はな
いと感じる。

 学校教育では大衆モデル、標準化モデルとでも言うべきコンセプトの基に教育
が行われている。これは、半世紀以上は続いているモデルだ。

 そのモデルは、大量生産、大量消費時代にはうまく機能していたのだろう。だ
が社会構造は高速に変化している。

 旧型の生き方で幸せに、順調に生きていける若者は限られている。今後はさら
に旧型モデルでは通用しない社会になってゆくだろう。

 社会構造はめまぐるしく変わる。それは、大きな川の流れのようで、なかなか
変えることが難しい。

 だが私たちは変わることができる(もちろん誤解しないでいただきたいのは、モ
ラルなどを捨ててでも社会に適応することが大事、などという意味では決してない!
むしろ、誠実に成長を望んでいる若者が多数いると、個人的には感じている!)

 たとえどれほど時間がかかっても、自分のペースで自分なりに成長していける
ような生き方を追及してゆけばいいのではないだろうか。

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