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仕事を辞めない方法

2010/7/6

 仕事が続かないのは、恐らく適性がないからだろう。肌に合わないということ。

 仕事は生活のため、お金のためと割り切れる人でも、時間とともにそれ以外の要素が大事に
なって来るような気がする(人間が進化している可能性がある)。

 自分が好きではない仕事、適性がない仕事を長くやっていると、活力がだんだん失われてく
るのではないか。一体自分は何のために生きているのか、などという問いが頭に浮かぶことも
あるだろう。

 既に家族がいるなどの理由があれば、そのような問いなど吹き飛ばせるだろうが、そうじゃ
ないと厳しいかもしれない。特に、20代の若者にとっては。

 仕事を継続するうえで重要なのは、それが好きかどうか、また、適性があるかどうか。

 どちらがより重要かと言えば、適性だろう。いくら好きな仕事でも、適性がないといつかクビ
になるだろう(完全文系人間のエンジニアなど)。それほど楽な時代ではない。

 適性があれば仕事の飲み込みが早い。なので、適性がない仕事をするよりも、仕事自体に
苦労することは少ないだろう。

 適性がないと、仕事が遅かったり覚えが悪かったりするので、時間とともに周りの目も冷た
くなる可能性が高い。また、仕事ができない自分にも落胆することになる。

 水を得た魚(うお)という言葉があるように、自分の生まれ持った才能(適性)が活かせる
仕事ができれば、おのずから仕事は続くだろう。

 最近の若者は自分探しばっかりしているという批判もあるが、これは的外れだ。実は、もっ
と深く、本気に自分探し(自己分析)をしなければならない。

 自分の適性に合わない仕事でも、なんとか会社に雇ってもらえた時代ははるか昔の話。少し
でも仕事ができないと、長期的に見て解雇される可能性は高い。

 適性がある仕事で好きな仕事なら最高だ。また、適性さえあれば仕事を好きになる確率も高
い。なぜなら、仕事のパフォーマンスが自然と高くなるからだ。

 まずは待遇など度外視して、本当に自分に合っている仕事を探すこと。それが仕事を続ける
第1歩ではないだろうか。

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