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マツダオールスターゲーム2011 第1戦でマズッタ…
〜一番の見所、というよりも聞き所は??

2011/7/22

 まだ試合は終わってはいないが(7回表)、ある意味野球以外に面白い場面が訪れ
た。

 5回の裏セリーグの攻撃で、北海道日本ハムファイターズの武田勝投手が打ち込まれ
た。なんと1回に4本のホームランを打たれて、8失点。そして、その回を終えずに降板。

 そこで、その次にハンカチ王子こと斎藤佑樹投手が登板。武田勝投手の悪い流れを断
ち切るように、無失点でセリーグを抑えた。

 斎藤投手はその次の6回も登板し、ヒットは打たれたものの、無失点で無難に抑えた
(低めでゴロを打たせたのはさすが)

 ところで、このオールスターゲームでは、元楽天監督のノムさん(野村克也監督)が、
元巨人軍の桑田真澄投手と解説をしていた。

 斎藤投手が6回を終えて、インタビューに応じた。なんとそこで、解説席に同じタイ
ミングで登場した、楽天のマー君こと田中将大投手。さすがマスコミ。こういうのは段取
りがうまい…。

 そこで、田中投手がアナウンサーに無茶振りされて、斎藤佑樹投手について意見を
求められた。田中投手は紳士的な回答。「セリーグの流れを止めたのは、さすがです」
みたいな大人の発言。

 ちょっとやばかったのは、斎藤佑樹投手のインタビューが終わった直後。解説席には、
楽天の田中将大投手がそのままいて、解説席には、奥からノムさん、桑田さん、田中投
手という順番になった。

 そこで、アナウンサーがノムさんに話を振ったりしたのだが(野村監督が楽天で指揮を
取っていた時代の話など)、そこでちょっと失礼な発言が飛び出した。

 アナウンサーは田中投手に向かって、「斎藤投手は今シーズンここまで9勝を上げてお
り〜」というようなミスをかました。ノムさんも桑田さんも突っ込むことはなく、微妙な空気
に…。

 マー君が一瞬、「えっ、さいと〜」、みたいにつぶやきかけた瞬間にアナウンサーが、やっ
と「田中投手」という訂正発言。その後のマー君の、やや複雑そうな喋り方がなんとも言え
なかった…。

 田中投手はクールで大人の対応。また、その後のノムさんの楽天時代の少しユーモア
のある話(田中投手いじり的な)で、場はなごんだ。

 アナウンサーも、田中投手に斎藤投手に話しかけるように無茶振りした割に、その直後
に田中投手に向かって、「斎藤投手は今シーズン9勝〜」なんて間違い。これはやってはい
けない失礼なミスで、満塁で大暴投をして、サヨナラ負けをしたぐらい痛い。

 まだまだ、斎藤投手を田中投手と同列で話をさせてはいけないだろう。8回の裏のパリー
グのベンチを見たが、ベンチの左側(向かって)でダルビッシュ投手と田中投手が隣で、
談笑しながら試合を見ていた。斎藤投手は、ベンチのずっと右側にポツリと。

 インタビューで二人を会話させるように設定したのはマスコミの企てなのだろうが、今
の田中投手の位置は上記ベンチの通りで、斎藤投手と絡ませるには無理がある。

 というよりも、既にプロで相当の実績を積んでおり、実力もだいぶ上にいる田中将大
投手に対して失礼に当たるだろう。

 アナウンサーの打席は、完全な無茶振り三振。

 仮に、斎藤佑樹投手と田中将大投手を、元西部ライオンズ(巨人軍、オリックス)の清
原和博さん(西部時代)と桑田真澄さんに置き換えて、アナウンサーが清原さんに対して、
桑田さんは巨人軍でプレーしておりますが、やはり人気球団でプレーするというのは、
何か特別な難しさみたいなものがありますか?」なんて質問でもしていたら、いくらオー
ルスターゲームとは言え、即その場でゲームセットだっただろう(試合はおろか、アナウン
サーの人生も…)。

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