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福島県で放射性ストロンチウムが検出
…風評被害という風評

2011/4/13

 ヤフーに掲載された時事通信の記事によると、原発事故が発生した福島県で、
土壌と植物から放射性ストロンチウム89と90が検出されたようだ。

 この危険性は記事の後半で、「ストロンチウムは、カルシウムと似た性質を持
ち、人体に入ると骨に沈着し、骨髄腫や造血器に障害を引き起こす恐れがある」
と書かれている。

 これは完全にアウトだろう。政府はそろそろ、「危険なので、絶対に食べない
でください」と、素直に、公に宣言するべきではないか。

 このストロンチウムだが、水で洗っても野菜の内部に蓄積されたものは、洗い
落とせないとの記述がコメントにあった。

 前の記事にも書いたが、確かに生産者の方々には心から同情する。だが、危険
な物はどう考えても食べられない。

 もはや、風評ではない。実際に、危険な害が存在する。

 政府はその危険を承知しているはずなのに(絶対に安心ですとは言わない)、国
民に大丈夫なように信じ込ませて食べさせようとするのは、殺人行為に等しいの
ではないか。

 昨日の記事にも書いたが、民間企業(飲料メーカー、お菓子メーカー、食品メー
カー等)も十分に気を付けないと、今後の事業に甚だしい影響が出てくる可能性が
ある。

 民間企業は役人を反面教師として、迅速に、真摯に消費者のことを考えて、何ら
かの対策を取った方(安全な工場で生産し、その生産地を明記など)がいいだろう。

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