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日本政府や東電は事の重大さがわかっているのか?
チェルノブイリで何が起こったか…

2011/3/31

 直ちに健康には影響がない。長期的に摂取しなければ、問題ない。

 放射性物質や、放射性物質が見つかった食料等に関して、政府側から最近よく
耳にする言葉。

 つまり、これらの言葉をわかりやすく言い換えれば、「蓄積されれば何らかの
問題が発生します」となる。

 政府側は、国民を直ちにパニックに陥れないためだろうが(ただの責任逃れ、
隠ぺい体質かもしれないが)、楽観的過ぎる面があるのではないか。

 もちろんパニックになっても何も改善しないが、後から最悪の事態が告げられ
た場合、そのせいで防げた被害も防げなくなるかもしれない。

 実際に生活拠点を移し、見知らぬ土地で新たに仕事を探して、生活を始めると
いうのも簡単な話ではない。

 だが、放射能の恐怖を知ると、やはり考え方が変わる人もいるかもしれない。
特に、資金面で余裕があったり、何らかのつてがあったりする人は、より早めに危
険地帯を脱出する意思決定を取れることもあるだろう。

 さて、チェルノブイリの原発事故発生後しばらくして、どのような問題が起こっ
たのだろうか。

 今回の福島の原発事故は、チェルノブイリ級、あるいはそれよりも悪いという
話もある。つまり、チェルノブイリ原発事故で発生した病気などは、今後日本でも
発生する可能性がある、とも言えるのではないだろうか。

 ユーチューブで、「チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染」という動画
がある。パート4まであるようだ。パート1で見るのを止めてしまったが、それで
も十分に放射能の恐怖がわかった。

 癌の上昇率や奇形児の発生が、生々しく映し出されている。

 直ちに健康に影響はないのかもしれないが、数年後、10年後に、チェルノブイ
リのビデオのような現象が日本で起きないことを、ただ祈るばかりである。

 また、政府や東電には、そのリスクを十分に考慮すると、嘘偽りのない情報を
公開する義務があるはずである。

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