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大企業は早く工場を西日本かどこかへ移すべきか? 
東京の水、イメージダウン

2011/3/25

 東京の水のイメージダウンは恐ろしい。

 お菓子、飲料水、インスタントラーメン、冷凍食品、その他いろいろ。製造地域
が東京というだけで、これからは売れ行きが落ちるかもしれない。東京というブ
ランドが、これまでとは真逆の効果を生み始めるだろう。

 実際に、スーパーで買い物をする際には、炭酸飲料やお菓子など、どこで製造
されたものかをチェックしないと、とてもじゃないが買えない。

 だが、お菓子で製造地を調べてみると、販売者は書かれているが、どこの工場
(地域名)で製造されたのかは書かれていない。これでは、消費者は安心して買う
ことができないだろう。

 メーカー各社(お菓子、飲料ドリンクなどは特に)は今後、製造地を明確に書
いて、消費者に安心して購入してもらうように工夫する必要があるだろう。

 実際に、長年慣れ親しんできた大手メーカーと言えども、販売者の情報だけし
か書かれていないと、今後は消費者が離れていく可能性が高い。

 今後予想される業績の悪化を食い止めるには、東京や被災地域以外の工場で製
造した上で、製造地を明確に書く以外に方法はない。

 消費者の動きは敏感で、今後の東京離れ(被害地域も含めて)は避けられない
だろう。

 また、最近テレビでは、レストランの特集や、ランキング形式で外食店を紹介す
る番組が多かったが(地震前)、慎重に判断しないと、今後はマイナス効果を増
長させることにつながりかねない。

 外食産業だけに限らず、東京の水に関連する業種すべてについて(例:ヘアサ
ロンのシャンプーなども)、テレビで取り上げても、消費者にはネガティブな側面
が強調される可能性は十分に考えられる(あっ、これも東京の水が使われているな、
やばいな、など)。

 東京の水のイメージダウンにより消費者が離れると、企業が被る被害は計り知
れないものになる可能性がある(状況次第では、長期的に)。

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