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ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!（12.02.11）でみせた
バンクブーブーの実力と今後の課題
2012/2/12
ブラマヨとゆかいな仲間たちに（2月11日）バンクブーブーが登場（動画のリンク先
はこちら）。
その番組の中で、ブラマヨとバンクブーブーがボケとツッコミをシャッフルして、
即興で漫才を披露するというコーナーがあった。
用意された箱の中から3つボールを拾って、そこに書かれた言葉をネタに入れるとい
うもの。
本当に何も準備する時間がなかったのは、番組を見ていればわかった。
最初にブラマヨ小杉とバンクブーブーの佐藤哲夫が即興漫才をやった。
即興にしては、哲夫のボケが見事だった。さすがM1とThe Manzaiの二冠を取っただ
けの実力がある。
特に、スカイツリーというキーワードを言うまでに、哲夫が小杉の体型でボケ（い
じっ）たり、頭に持っていったのは自然で、トークも面白かった。
もちろん、小杉の間のとり方、ボケを考えさせるまでの自然なつなぎ方など、それ
もまた素晴らしかった。
吉田と黒瀬の方も悪くはなかったが、キーワードがやや難しめだったせいか、小杉
と哲夫に比べるとだいぶ落ちた。
小杉と哲夫二人よりも、お互いに相性が合わない感じ。
このシャッフルを見ていたら、ブラマヨにおける小杉の力と、バンクブーブーにお
ける哲夫の力が、それぞれの相方よりもやや上回っている感じがあった。
それにしても、本当の即興漫才でどちらのコンビも実力を感じさせるものはあった。
このコーナー以外の質問（ブラマヨからバンクブーブーへ）で、バンクブーブーは
仲が悪かったというものがあった。
バンクブーブーの二人は、最近まで仲が悪かったと言っていたが、なるほど、その
せいでお笑いの実力の割にはあまり売れてこなかったのかもしれない。
バンクブーブーの仲が悪かった理由で、黒瀬がたまにボケたりして、哲夫と黒瀬の
ボケとツッコミがグダグダになることがあるなんていう話があった。
番組を見ていて感じたが、個人的には、そんなことよりも二人の人間としての器の
大きさが問題なのではないかと思った。
なんていうか、お互いに自己中で寛容さがなく、ゆとりがない。それこそが、トー
クがイマイチな理由なのかもしれない。
コンビでトークを面白く展開してゆくには、お互いに心のゆとりや、尊敬の念など
がないとダメだろう。
そうじゃないと、トークを広げてゆく遊び心（創造力）が生まれてこない。
二人で一緒に楽しめないと、視聴者だって楽しめないだろう。また、ゲストをいじ
ったり、ゲストを絡めて笑いを生む余裕なんか生まれてこないはず。
ブラマヨとバンクブーブーの大きな差はそこにあると思う。
ブラマヨは小杉も吉田も、お互いに認めている点（尊敬）が感じられるし、仲が悪
くはなさそうだ。だからこそ、フリートークにも幅が出てくるのだろう。
バンクブーブーが今後売れてゆくためには、フリートークの実力を上げるしかない
（ほぼすべての芸人の通り道だろう、芸人として成功したいのなら）。
もっとフリートークでトークを自然と展開できるように、幅を広げられるようにし
なければいけないが、それには、お互いに自己中心的な面を見直した方がいいのかも
しれない。
俺が目立ってやるという気持ちではなく（抑えつつ）、相方の良さを引き出してや
るというような、相手への思いやりと心の広さがもっと出てくるように成長できれば、
もっともっと面白くなってゆくのではないか。
今回ブラマヨとゆかいな仲間たちで見せた即興漫才を見るかぎり、やはり哲夫のボ
ケは強力だし、黒瀬のツッコミ力やトークも力があると思う。
後は、お互いがお互いの力をうまく引き出せるように、人間として大きく成長でき
るかどうかだろう。
ここがクリアーできれば、いろいろな番組のMCをやるチャンスも巡ってくるだろう
し、逆にここがいつまでたっても超えられないと（心の成長がないと）、ひな壇を維
持することすら難しいかもしれない（お笑いの実力があるにも関わらず）。
お笑い芸人の成功も、結局最後は人間力ということなのかもしれない（これがない
と、いろんな番組でいろんな大物やゲストと、幅広い話を面白く展開できるわけがな
いからである）。
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