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日本の負の遺産とDNA
−企業の洗脳文化

2012/1/31

『カスペ!・お客様は王様かよっ!?』という番組で、「日本一クレームが少ない外食チ
ェーン−脅威のアルバイト育成術」というタイトルで、ある外食チェーン店を特集して
いた。

 日本の悪しき文化が詰まっているとしか言いようがない、狂った企業文化がよく見
えた。

 朝から夜まで、狂った宗教団体のように叫びまくったり、従業員たちを深く洗脳し
ている。従業員たちは、見事に深く洗脳されていた。

 店舗の中で、食べてる最中に従業員がダンスパフォーマンスのような踊りをしたり
(強制的にさせられている)、電気を消してクラブのようなショーをしたり(させら
れていたり)。

 まさに狂気の沙汰。

 従業員たちの発言や行動を見ると、変な宗教に洗脳されている姿そのもの。こんな
店に喜んでくる客も、大半はアホなのではないか。

 しかも、自由参加といって無給の研修会に喜んで参加してる(洗脳されている)従
業員たち。従業員といっても、皆バイト。

 めちゃくちゃディープに洗脳されているせいか、従業員たち(バイトレベルの時給
=低賃金で)は激安でただいいように使われていることにまったく気がついていない。

 若い女の子の疲れた顔、肌の状態などがひどかった。もちろん本人たちは深く洗脳
されているので、自分の状況を論理的に把握できていないだろう。とにかくテンショ
ンが高い…。

 いや、ほんとに恐ろしい。

 日本企業の古き狂った文化をまざまざと見せつけられた。

 実は日本の民間企業では、従業員に朝から大声で叫ばせたりする企業が多々ある。

 さすがは竹槍で、精神論を支柱に戦争に行った民族だけはある。日本人のアホで無
意味な精神論。いい加減に合理的思考で行動せよと言いたくなる。

 こういう古い考え、日本人の宗教じみたマインドを持った連中が若者を腐らせてい
るのかもしれない。

 どうりで米国には永遠に勝てないわけだ。未だにお祭り的な、ワッショイワッショ
イ気持ちでなんとかなるさ的な精神論で行動する古きバカ日本人たち(古い世代の負
の遺産、DNAというか…)。そして、それに感銘を受けるかのように深く洗脳される若
者たち。

 滑稽と言うか、悲しいと言うか…。

 日本企業の洗脳文化。マインドコントロールで従業員を洗脳して、経営側に都合よ
く従業員を限界まで働かせる。低俗過ぎる、やり方が。

 どうりで新卒を優先的に採用するわけだ。若者は洗脳されやすい。

 中途で転職が難しい理由の一つに、日本ならではの企業の洗脳文化もあるのではな
いか。

 一度新卒で就職し、世の中が少しわかってくると、だんだん洗脳しにくくなってく
る。企業はそのような目覚めた若者を洗脳しづらいと考えているのではないか。

 洗脳コストが高くなるし、他の従業員の洗脳を目覚めさせてしまうリスクもある。

 まさに日本の嫌な部分、危険なメンタリティーを再確認させてくれる番組だった。



 床拭かせ



 頭の中も



 洗わせる



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