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やりたいことがわからない?
…内発的モチベーションを探す旅

2011/5/5

 自分にはやりたいことがない、何が好きなのかがわからないなどと言う人がい
る。

 そんな時は、自分が何に最も時間を費やしているのかを分析してみるとよい。
そこに、ヒントが隠されている。

 例えば、ニュースを読むなら、どのようなジャンルに強く関心が向かっている
のか。

 または、本屋に行って、どのようなジャンルの本に関心が向かうのか。

 あるいは、雑誌を読むにしても、どのような記事に注意が引かれるのか。

 そのように、自分の無意識の行動を、客観的に分析してみると、何かが見えて
くるだろう。

 その対象が仕事に全く関係がないものであったとしても、自分の精神状態を客
観的に分析する(反省する)材料となるはずだ。

 上記のような分析行為から、自分の関心分野を見つけたら、なぜ自分の注意は
そこに向かうのかを考えてみる。

 これはあくまでも一例である。もちろん、活字を読むことにあまり興味がない場合
もあるだろう。それも、自分を知る上で重要な材料となる。

 日々自分は、一体何に意識を向けているのかを知ることで、何らかの自分に関
するパターン(思考パターンや価値観など)が見えてくるだろう。

 その自分固有のパターンを生かせそうな仕事を見つけてみる。

 完全に一致しなくても(というよりも、完全に一致する方が珍しい)、その一
部でも一致するような仕事につければ最高だ。

 給料が下がったり、労働負荷が増えてきたりした場合、それでも仕事を快適に
こなしていくのに、自分のよりどころとなるのは、自分の内発的モチベーション(好
きであったり、意義が感じられたり、自分の価値観とマッチしていたり)であると
感じる。

 なので、自分の関心領域を把握しておくことは、現代でモチベーションを保っ
て仕事をしてゆくのに、非常に大事な要素である。

 そしてその要素は、日々の何気ない自分の行動に隠されている。

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