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没頭できているかどうか…モチベーションの有無

2011/4/28

 内発的モチベーションに沿った仕事をしていると、基本的に集中力が出てくる。

 なぜなら、内発的モチベーションに沿った仕事は、仕事と言うよりも、遊びに
近くなるからである。

 子供も大人も、遊びとなると皆元気になるし、長い時間元気良く続けられるも
のだ。

 毎日仕事で疲れているのに、休みとなると早起きするサラリーマンなんかも多
い。

 日頃疲れているのだから、休みの日ぐらいはゆっくり寝ていればいいとも思う
のだが、遊びの楽しさは疲れも吹き飛ばしてしまうようである。

 現在の仕事が自分の内発的モチベーションと合っているのかどうか(自分は本
当にその仕事が好きなのかどうか)を判断するのに、仕事に没頭できているのか
どうかは、いい判断材料の1つとなる。

 没頭できていない場合、恐らく頭の中で、仕事に対する不満(給料、待遇、地
位、労働時間など)が、何か渦巻いているのではと思う(人間関係もあるだろうが)。

 あまりにも給料が安過ぎる場合も、頭の中で不満が渦巻くと思うが、仕事自体
が楽しい場合、とりあえずは楽しく集中できるのではと思う。

 頭の中に何らかの不満が渦巻いている上に、仕事自体も退屈だったりすると、
不満が長期的に消えないし、苦痛になってくるものだ。

 そんな状態なら、日々ストレスも蓄積されやすくなる。

 最近うつ病やストレス関連の病気が増えている。

 労働環境の悪化が大きな理由の1つなのだろうが、自分が本当にやりたいこと
(あるいは適性があること)とずれた仕事をしている可能性もあるのではないか。

 労働環境の悪化は、外発的モチベーションの低下と直接的にリンクしている。

 待遇が下がったり、労働負荷が急増したりすると、それでなくても本当はやり
たくない仕事なのに、やってられない!、というように、ストレスが蓄積されてい
く面も否定できないだろう。

 仕事をしていて、そんな感じに頭の中も心の中も透きとっていない状態なら、一
度自分の内発的モチベーションを整理する必要があるかもしれない(最悪の場合、
精神の健康を考えて、転職を考える必要も出てくるかもしれない)。

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